プロフィール
早稲田大学第一文学部演劇専修を卒業後、雑誌編集を経て、ドラマ英会話学校の講師となる。しかし1995年に起きた阪神大震災を機に、直接人の為に役に立つ仕事に就きたいと決意し、金沢大学医学部保健学科作業療法学へ入学。作業療法士となり、病院やデイ・ケアセンターに勤務する。2002 年に渡米し、サンフランシスコにあるCalifornia Institute of Integral Studies (CIIS)の臨床心理学 修士課程にてドラマセラピー(演劇療法)を学ぶ。その後、サ ンフランシスコの病院とアルツハイマー入所施設にて約10年間、アクティビティ・セラピストとして勤務する。入院患者と認知症の入所者を対象に、ドラマ、即興、音楽、ムーブ メント、表現アーツ等を使ったグループセラピー、個人カウンセリ ングを行うと共に、インターン(臨床心理学 修士課程に所属する学生)の教育、認知症介護スタッフ/病院スタッフのサポートにも力を注ぐ。また、CIISの博士課程に進学し"アメリカにおける様々な文化に相応しい認知症ケアのあり方“をテーマに、ナラティブ研究を行い、博士号を取得。更に、作業療法学関係論文の日英翻訳、夫John Scottと共に、文化や人種の壁を乗り越え、より良い人間関係を築くための自己内省やコミュニケーション等のワークショップ/トレーニングも、アメリカと日本で行っている。また、在住するワシントン州ピアース郡での、高齢者と障がい者のための諮問委員会のメンバーを務める傍ら、認知症関連の学会やイベントでの発表や講演も行っている。自身も父親への遠距離介護を経験しており、現在も、独居の母親(93歳!)の様子を見に、日本へは1年に数回帰国している。石川県金沢市出身。ワシントン州タコマ在住。2023年2月、日本で、認知症予防から介護まで、様々な認知症のトピックに触れた著書「親子で防ぐ認知症」を出版する。2024年春には、ポーランドで開催されるADI(Alzheimer's Disease International)による第36回グローバル・コンファレンスで、認知症のケア・モデルの発表を予定している。
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